年末にかけての株式損益調整 その2 年末は買いチャンス

年末は株価が下落するファンダメンタルについて考察する。

米国も日本も、税務会計の〆は年末である。利確したプレイヤーは含み損を実現して税金を減らすために、売るインセンティブが働く。含み益が出ているプレイヤーは、シナリオが当たっているため売る理由が無い。損切りしたプレイヤーは、含み益を実現するだろうが、プレイヤー自体がある程度の割合で市場から退場している。含み損が出ているプレイヤーは、税金が還付される訳でもないので買い増しする理由が無い。

なお、広瀬隆雄氏もこのタックス・ロス・セリングについて言及している。

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eワラントの土居雅紹氏もこのアノマリーについて言及している。

英独仏韓泰の半年効果を調べてみたら

税制という明確な理由があるので、それに乗ずることでリターンが期待できると考えており、長期的に買いという裏付けもあることから、SP500を買い増ししておきました。