忍び寄るブラックマンション危機とその回避法:須藤桂一 (著)

2015年4月21日に出た本。いろいろと参考になる情報がありました。中古マンションは管理を買えって言うけど、これらのことが実行できてるか見れればいいよね。

 

■業務委託契約書は仕様詳細まで盛り込むべき

 きっちり契約しないとやってくれない。性善説で進むものではない。例えば管理費督促の内容と頻度とか。

 

■大規模修繕の頻度

12年は国交省の指針だが、業界団体とズブズブな基準で実際にはそんなに必要なく、パッチワークでの対応が限界になったらで十分。エレベーターメンテの頻度、内容も同様。

 

■リベートの手口

管理会社、設計事務所、管理組合(理事長、理事、修繕委員)、各者がリベートを取ろうとする土壌がある。CM方式(管理と工事を分けて見積もり)で対応可能。

 

■ 資産価値の保全のためには改良が必要

修繕は現状維持、改良は機能向上。合わせたものは改修。修繕だけでは維持しきれない分があるのに加えて、住宅は時代が進むごとに機能も向上していくため、改良も適宜行っていくことが有効。修繕効果が薄れてきたころに改修を行うことが合理的。

 

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